ホーム » 連載コラム » 住まいと子育てを考えるお部屋 » 第4回「子どもの成長と間取り」

2008年4月16日 水曜日
子育て応援マンション アルファウィズの大きな特徴の一つが『FLDK』というフリーな間取りです。
キッチンからダイニング、リビング、子ども部屋まで見渡せる明るく開放感のある間取りは、主婦としてもキッチンで料理を作りながら、リビングや子ども部屋の子どもと会話し見守りができる、という環境で、子育て中の親(特に母親)からは惹かれるポイントの一つではないでしょうか。
しかし、この子育てマンションプロジェクトの中で、FLDKが本当に子育て中の人にとって素晴らしい間取りかどうか、という議論もありました。
…というのも、子育て中(=乳幼児じゃら小学校の子どものいる家庭)を想定していますが、当然ながら子どもは成長するもの。
小学校低学年でマンションを購入した時は、お友達と子ども部屋で遊んでいる様子を見ながら、リビングで子どものママ仲間がお茶を飲み、キッチンで自分がケーキを切っている…なーんていう素敵な想像も『あり』なのでしょうが、これが子どもが中学生、高校生になって、子ども部屋を見ながらお料理する、なんて、ちょっと気持悪くないですか?
っていうのも、子どもが小さい内は『見守りながら』だったでしょうが、子どもが中学生にもなると、その表現は子どもを『見張りながら』に変化していくような気もしますからね(汗)。
先日のニュースで東京大学の入学式に生徒の数の倍近くの保護者がついて来るので、入学式の挨拶に立った方から、『親離れ、子離れをしなさい』というような親に対しても苦言を呈されたとニュースで見ました。
確かに少子化の中、親はいつまでも自分の子どもが可愛くて気になって仕方がないのでしょうが、子どもの成長段階の中で、『親と離れる』『親が知らない自分』という時間を持つこともとても重要だと思います。
そういう意味では、「いつも見てるわよ」「いつでも見えてるわよ」的な状況は思春期を迎える頃から、子どもにとってあまり良くない環境なのかもしれません。
一人になれる時間、空間を作ることが必要な時期です。
そんな時、FLDKの間取りが「具合の悪い」ものではなく、それは住む人の工夫やアイディアで上手に子どもの成長に合わせて「住まい方」を変えていく必要があると思うのです。
そういう意味でも、FLDKの間取りは工夫のしがいがある間取りだと思います。
家具で仕切ってもよし、カーテンや壁を作ることもできます。
まったく音を遮断する程の仕切り方ではなく、「少し気配は感じるけど見えない」というような仕切り方も工夫次第でできます。
子どもの成長、発達にあわせて、暮らし方を変え、住空間を変えていく。
それができることは、すごく贅沢なことではないでしょうか。
FLDKの間取りはその可能性を持っているということです。
子育てと住まいの研究会でも当初FLDKの間取りで、なんでも見えてしまうのは子どもの発達に良くない、と当初意見がでました。
でも、それは家具やちょっとした工夫でいくらでも仕切ることができ、個の空間も後でいくらでも作ることができます。
そしてまた、子どもが成長し巣だっていった後、夫婦二人で、広い空間で住まうこともできる、という変化を楽しむことができる間取りだと分かり、なるほど、と得心したのでした。
さて、我が家はこのプロジェクトが誕生する前から持ち家で住んでいますが、これまで、「子ども部屋」は女の子の年子の子ども達のために12畳一間だけでした。
その「子ども部屋」に、2段ベッドを端に置き、学習机を並べて置いていました。
…がこの四月、次女が中学に入学と同時に「一緒の部屋はいや!」と言い出したんです。
姉妹仲はとっても良いのですが、やはり思春期。個別の部屋が欲しいお年頃なんでしょうね・・・(と思って次女に聞くと、「掃除下手な姉と一緒だと片付かなくてイヤだ!」という理由だったみたいなのですが…(苦笑))
というわけで、購入して8年目、はじめて2段ベッドをバラバラにして、二つに分けました。
(ちゃんと分かれるんだよねー)
それぞれ分けて置くことで、部屋は多少狭くなったのですが、それでも娘達は満足のようです。
そして、部屋の仕切りは相談の上、カーテンにすることとしました。
来週末夫がカーテンレールをつける予定。子どもの同級生のママの話では、部屋の真ん中に2段ベッドを置いて、片方ずつ入れ違いに2段ベッドにベニヤ板を貼って仕切ったということも聞きました。
ほー。家庭によっていろいろなアイディアが出てくるものですね~。
そんな訳で、私達がプロジェクトした子育て応援マンションアルファウィズの「FLDK」も工夫のしがいのあるマンションですよ。
NPO法人わははネット 「香川の子育てをもっと楽しく!」をモットーに活動する全国からも注目を集める子育て支援団体。子育て情報誌の発行や商店街の空き店舗を活用した子育て広場の展開の他、全国子育てタクシー協会の立ち上げや、アルファウィズブランドの立ち上げなど子育て当事者の声をダイレクトに企業に伝えるパイプ役として一躍を担っている。 |